今日は東京都心でも野鳥を多く観察できるといわれる渋谷区の明治神宮に野鳥観察に来ました。JR原宿駅のすぐ真裏にあるので徒歩1分と、アクセス抜群。千代田線、副都心線の明治神宮前駅もすぐ目の前です。
初詣では例年日本一の参拝者数と言われていますよね
朝8時すぎに到着。晴れてよかった。
JR原宿駅
明治神宮は日の出と共に開門し、日の入りに合わせて閉門します。今日は6時40分に開園です。
月によって開園時間が変わります。5月~8月の開園時間はなんと朝5時!!
境内地図です。野鳥観察ができるポイントは事前に北池と南池と確認しています。
清正井は南池の方にあります
本殿へお参りに行きます
野鳥観察でおじゃまする前に本殿へ参拝に行こうと思います。
明治神宮の創建は1920(大正9)年11月1日。令和2年に鎮座百年を迎え、「明治神宮鎮座百年祭」の記念事業として創建以来初となる建て替えが行なわれました。この第一鳥居はその時に新しく建て替えられたそうです。
第一鳥居
第一鳥居をくぐって南参道をまっすぐ歩きます。朝早いので人もまばらです。
南参道
明治神宮について理解を深めます。清正井は是非とも行きたい場所です。
よく見ると「宮」の字に「ノ」がありません。大正期から「ノ」が付くようになったとか、おふだを授与したときに書いたのが「ノ」がない方だったとか公式HPに説明がありました。
南参道をまっすぐ進むと奉献酒樽を見ることができます。
明治神宮に奉納されている酒樽の数は、全国有数と言われています。その数なんと216個!参道の反対側にはワイン樽も並んでいます。
フランスのブルゴーニュ地方の醸造元から届いたものです。
奉献酒樽
高さ12m、幅17.1mの第二鳥居に到着。木造の明神鳥居としては、日本最大となっています。
楼門とは、寺社などの入り口にある2階造りの門。下層に屋根のないものをさし、下層にも屋根があるものを二重門とよんで区別しています。
”みなみしんもん”と読みます
第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后を御祭神としています。
手水舎で手や口を清めてから、二拝二拍手一拝して祈念します。
9時前だと並ばずにすぐに参拝できます。午後以降は大変な賑わいになります
右を向けば東神門(ひがししんもん)。昭和20年に空襲で本殿ほかを焼失,同53年に再建されました。
コロナ前は、明治神宮で目にする絵馬に書かれた言語は、日本語よりも外国語 アメリカ 韓国 フランス 中国 ドイツ イタリア のほうが圧倒的だったようですが、今はそれもほとんどなく、絵馬自体も少なくなったようです。
今日は外国の方も多く見かけたので、早く元通りになればいいですね
左を振り向けば西神門。
北池へ行きます
さぁ、野鳥観察を始めます。南池は開門9時なので、まずは北池に向かうことにします。
木々に囲まれた歩道を歩いていきます。
GoogleMapを見ていくんですが、立入禁止ロープがあちこち張られててなかなか大変(汗)
なんと道路の真ん中にヤマガラが登場!初見の鳥だったのでカメラを持つ手が落ち着かない。ドラクエの『モンスターがあらわれた!』というイメージに近い。
ちもとはにげだした。しかし、まわりこまれてしまった。、、、なわけない。
なかなか歩いてようやく北池に到着。なんと池に氷が張っていて水鳥は期待できなさそう。。
背の高い木の上に黄緑色の鳥の群れを発見!ホンセイインコの群れだ。その中に首回りが黒くなっているワカケホンセイインコもいた!やったね、初見の鳥だ。
逆光の中、黒い影の鳥を発見。初めて見るフォルムの鳥だったのでなんとか撮影できないか木の周りをグルグル回ってやっと見分けることができました。初見のシメだ!
カワラヒワも発見しました。
枝かぶりのツグミも発見!なんとかうまく撮れないかなと思ったら枝が被らない方まで出て来てくれました!
ツグミが見れたら冬本番中と言いますよね!シベリアからはるばる来ているようです。
下の方の観察をじっと始めます。ヒヨドリに会えました。
素早く動くツグミも発見。ブレてしまいました。
ハクセキレイにも会うことができました。
落ち葉を突いているカワラヒワを発見!いつも木の枝に止まっている印象が強かったのでちょっとした発見。
北池の橋の反対側に行ってみました。
こちらの方が日に当たっていて水面の氷が溶けていました
マガモがのんびり泳いでいました。
しばらく池を眺めていたらメジロが水を飲みに来ていました。やっぱりこの色は目立ちますね。
北池を180度振り返るとこんな景色です。天気がいいのでシートを敷いて寝そべっている方もちらほら見かけます。向こうにNTTドコモ代々木ビルが見えます。
宝物殿の近くに寄ってみましたが、現在休館中のようです。
南池と清正井に向かいます
もう一つの野鳥観察ポイントである南池に行きます。
午前9時開門です。御苑維持協力金として500円を払います。この奥に南池と清正井があります。
しばらくこのような細い道を進んでいきます。
こういう道は先が見えないのでワクワクしますね
開けた場所に到着しました。庭園の趣き。しっかり整備されている印象です。
奥に見える建物は隔雲亭といい、明治天皇が昭憲皇太后のために建てられたご休所になります
南池に到着しました。まだ若干、水面に氷が張っています。
木の杭があるのでカワセミが見られるようですが、今日はいませんでした。
南池にはオシドリに会えるという情報があったんですが、今日はいませんでした。カイツブリが1羽いました。
カイツブリをカメラで撮っていたすぐ左手にコサギがいてびっくり。
ベンチに座ってコーヒーを飲んでいたらヤマガラが私のリュックに止まってまたびっくり!慌ててカメラを撮ることに。
江戸時代には学習能力が高いヤマガラを飼い慣らし、芸を仕込み見世物とする「ヤマガラの芸」を行なっていたらしいです。「おみくじ引き」は、昭和に入ってから流行したものらしいです。
しばらく南池のベンチで休憩した後に清正井へ向かうことにしました。
ふと原宿にいることを忘れてしまう風景。落ち着くなぁ~
6月が見頃の菖蒲田。さすがに今は枯れています。
南池からなかなかな距離を歩きますが、歩いていて気持ちいいので気になりません。そんなこんなで清正井に到着しました。
おっと行列だ!
清正井は日本でも大変有名なパワースポット。江戸時代の武将、加藤清正が自らの手で井戸を掘ったという逸話から、「清正井」の名がついたとされています。写真を携帯の待ち受けにするだけで良いパワーが得られると話題になり、多くの人が訪れるようになりました。
ようやく私の番になったときに、なんとヤマガラが水を飲みに来てくれました!その瞬間を逃さずにCoolPixB500のカメラとスマホのカメラで撮影!後ろに並んでいたグループもヤマガラが来たことに気付かれていましたが、残念ながら私の番が終わったらヤマガラも去ってしまいました。
まさに奇跡的!とても嬉しい!!
清正井も見終わって、また南池の方に戻って少し休憩します。せっかく500円払ったのでまだ通っていない道を歩いてみたいと思います。
地面をひょこひょこ歩いている野鳥を発見!ルリビタキのメスだ!初見だ。
オスはきれいな野鳥で有名ですが、メスもきれいな鳥です。
ヤマガラも出て来てくれました。後で調べたら明治神宮はヤマガラに会えることで有名な野鳥スポットのようですね。
シジュウカラにも会えました。
帰ります
バードウォッチングを終えて、せっかくなので明治神宮内のみどころをまわることにします。
フォレストテラス明治神宮では結婚式場やレストランやカフェ、お土産屋さんがあり、賑わいがありました。
明治神宮の御祭神である明治天皇・昭憲皇太后おゆかりの品々を末永く保存、展示するために建てられた施設「明治神宮ミュージアム」があります。入館料は一般1,000円、小中高生は900円になります。
JR原宿駅に向かうため第一鳥居へ向かいます。
朝は閉まっていて気づきませんでしたが、第一鳥居の前におしゃれなカフェ「CAFÉ「杜のテラス」」がありました。
JR原宿駅前に来ました。駅前もだいぶ変わりましたね。大きなIKEAがあり、寄ろうと思いましたが、やめました。
予想以上に多くの野鳥に会えて楽しかったです。心と体を清めることもできました。