コンデジお供にバードウォッチングをはじめてみた

東京都内を中心とした野鳥観察の訪問記録を綴ったブログです。

井の頭恩賜公園でバードウォッチング

今日は武蔵野市にある井の頭恩賜公園、通称、井の頭公園に野鳥観察に行くことにしました。恩賜(おんし)とはもともと宮内省が御料地として所有していた土地が公に恩賜されて、大正6年に整備された公園のことなんです。渋沢栄一が下賜に尽力されました。

もとは天皇の所有地だったんですね、日本で初めて恩賜された公園です。

ついに東京23区から飛び出して武蔵野市訪問です。自宅から自転車で1時間20分くらい。自転車達人からしたらわけない、わけない。

7時30分頃に公園の入口に到着しました。

案内図で公園の全体図と現在地を確認します。最寄り駅はJR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅下車 徒歩5分から徒歩5分くらいかな。公園の端の方にも井の頭駅というのがあったんですね、知らなかった。

野鳥スポットは井の頭池と左下の方にある小鳥の森ですね。

公園に入ってすぐのところです。野鳥観察が目的ですが、紅葉も楽しみです。

シジュウカラが群れている木を発見。お早うございます。

シジュウカラ

井の頭池で水鳥を観察しよう!

井の頭公園のシンボルでもある弁財天井の頭池。まずは池に沿って水鳥の観察をしていきます。早朝のせいか、まだ空が白い。

私がバードウォッチングを始めるきっかけを作ってくれたカルガモさん。

カルガモ

大きな池。神田川とつながっています。

中村雅俊さん主演のドラマ「俺たちの旅」の舞台にもなっています

キンクロハジロに似てるけど真っ黒だから初見かもと思っていましたが、家で調べるとキンクロハジロのメスでした。

バードウォッチングをはじめるたばかりのときに苦戦するのはオスとメスと幼鳥の見分けですね。

キンクロハジロ(メス)

大きい池なので反対側に行くための橋が幾つかあります。

橋って楽しいですよね。

キンクロハジロとスズガモの見分けはもうばっちりです。後頭部に冠羽があって背中が黒いのがキンクロハジロ。

キンクロハジロ(オス)

スワンボートに乗ってカモたちと水上でお散歩なんていいですよね。

良く考えるとスワンボートに乗るチャンスがない

大きな木の上にサッカー日本代表ゴールキーパー権田選手のユニホームと同じ色の野鳥を発見!

今日はサッカーW杯、日本vsコスタリカが行われます。。

インコみたい。誰かが飼ってたインコが逃げて来たのかな、と最初は思いました。

がっ!良くみると何十羽もいる?!野生にインコっているの?!
家で帰って図鑑を調べたらホンセイインコとありました。

本来はインド・スリランカなどに分布していて、飼い鳥として持ち込まれたものが逃げ出して野生化し、1960年代に東京都西部で定着が確認されたらしいです。

大変賢く言葉も覚えるそうです。そしてなんと寿命も10年~15年と長い!

ホンセイインコ

水面に映る紅葉がきれい。

カイツブリを見てカンムリカイツブリに会いたかったのを思い出す。すみません。

カイツブリ

吉祥寺という場所柄、このようなお洒落な建物がちらほら見かける。

ワタクシの好きなガーランド(三角旗)

オオバンはよく見かけるけど、なかなかバンには会えませんね。

オオバン

眺めのよいところにあるベンチに座って温かいコーヒーを飲むのが最高。

Wind is blowing from the Aegean~♪(※訳:エーゲ海から風が吹いています~♪ youtube)を、ふと思い出してクスっとする。

カワウ

真っ赤な紅葉がきれい。

カラフルなマガモ。昔、マガモのジグソーパズルを部屋に飾っていました。

マガモ

石碑は「ちいさい秋みつけた」の作曲家、中田喜直さんの生誕90周年を記念して建立されたものです。武蔵野の自然を愛し、よく井の頭公園を散策していたそうです。そんな時に生まれたのが「ちいさい秋みつけた」のメロディーだったと石碑で紹介されています。中田喜直氏は「めだかの学校」「夏の思い出」などの名曲を残した日本を代表する作曲家。歌曲、童謡、合唱曲、ピアノ曲、校歌など、なんと2000曲以上も作曲されたそうです。

歌詞にモズが出てきますね。俳句でモズは秋の季語になるそうです

最近ブログでよく見る一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影された紅葉の写真と同じように綺麗に撮りたいとがんばって色々設定を変えてみたりと試みた写真だけれども。。

いやー、みなさんほんとに綺麗に撮られます。

10時を過ぎると色んなイベントで賑やかになってきます。手作りの小物販売や絵描きさん、パフォーマーさんによる演技や軽音楽、モデルさんの撮影が各所で行われたりとさすが有名な公園だけあります。

井の頭公園にはかつて「象のはな子」がいた動物園もあります。さらに、なんと水生物園という施設もあるんです。

水生物園

ただし、水生物園に入るには入場料400円を払わなければなりません。看板を見ると、カリガネ、コウノトリ、白鳥、ガン、鶴、クロツラヘラサギなど魅惑的な鳥たちがたくさん。

しかし野鳥ではないんですよね。。飼育された鳥たち。見たいけど、変なこだわりでパスしました。

池の上流まで来てしまいました。ほぼ井の頭公園駅に近いところ。これもあの、神田川

途中、コゲラを見つけましたが、手前の枝にピントが当たっています。

枝が主役の写真

コゲラ

小鳥の森へ行って小鳥を見よう!

池を一周して水鳥の観察を終えたので、今度はバードサンクチュアリがある”小鳥の森”へ行ってみることにします。すぐ近くに三鷹の森ジブリ美術館があるので、寄ってみました。

森林や鳥の写真が多いブログなのでたまに映える写真を載せてアクセントをつけたい

三鷹の森ジブリ美術館

入場口はさすがに行列ができていました。今でも予約しないと入れないのかな。下の写真は出口からの写真です。

天空の城ラピュタがとてつもなく好き

小鳥の森へ向かいます。

小鳥の森に到着しました。三角地帯をフェンスで囲んでバードサンクチュアリにしているようですね。ツミ、ツグミ、シロハラ、ルリビタキに会えるみたい。全部初見なので楽しみ!

こんなジャングルのようなところを進みます。右側がフェンスに囲われたバードサンクチュアリ。

とにかくヒヨドリの鳴き声がすごいんです。

ちゃんと観察窓があります。3面で9つの窓があり、他のバーダーさんもいらっしゃいました。

窓から覗くとこんな感じ。じっと待つ。

さっそく一羽目が来てくれましたが、顔が枝に完全に隠れて何の鳥か分からない!すぐ飛び去ってしまったものの何とかカメラに納められたものの、さて、私は誰でしょうクイズの状態に。

シロハラなら初見なんですが、ちょっと分からないですね。1回きりの登場でした(´;ω;`)ウッ ⇒ブログを見てくれた方からシメですよと教えていただきました!ありがとうございます。

シロハラ シメ

ヒヨドリ

ヒヨドリ

中央がくぼんで水がたまった石があるなぁと思っていたら次々と小鳥たちが水浴びに来ました。メジロですね。太陽光のせいで白っぽく写ってしまうのが残念。シジュウカラやヒヨドリも水浴びしに来ました。

なぜかいつもメジロがきちんとと撮影できないんです。メジロが鬼門。

メジロ

落ち葉のじゅうたん。フカフカして歩くのが楽しい。

公園内にこんなお洒落な食堂もあります。

私はタイ王国認定レストランが直営するお店「ペパカフェフォレスト」でお昼ご飯をたべました。テレビで紹介されて是非行ってみたいと思っていたお店でした。

タイ・ベトナム料理が好きなんです。パクチー大盛で!

ペパカフェフォレスト

最後に井の頭弁財天大盛寺でお参り。弁財天(弁才天)はもともとはインドのヒンドゥー教の神様サラスヴァティーで、聖なる(豊かなる)河といった意味を持ち、水の神様とされてきました、とのことです。

本堂の裏手には龍の形をした銭洗い弁天があります

弁財天

朝7時半に来て、午後1時半。野鳥観察していると時間が経つのが早いですね。朝閉まっていたお店も営業していました。さて、帰ってカタールワールドカップサッカー、日本対コスタリカ戦を見る準備をしますかね。

賑やかな吉祥寺駅も近いから街散策も兼ねてできるところがいいですね。