コンデジお供にバードウォッチングをはじめてみた

東京都内を中心とした野鳥観察の訪問記録を綴ったブログです。

水元公園でバードウォッチング

「都内 野鳥観察」で検索すると高確率で出てくる”水元公園”。東京ドーム20個分という広大な公園な上に、自宅のある板橋区から遠いのでずっと行くのを躊躇していたんですが、モヤモヤが晴れないので行くことにしました!たくさん野鳥見るぞ!

朝の5時半出発。GoogleMapでは自転車で1時間20分と出ていたのに、2時間かかりました。あー、帰りが恐ろしい。

葛飾区にある都立公園ですが、すぐ近くにJR松戸駅(千葉県)があります

朝の7時半に到着しました。

 

正門はマップ中央下にある水元大橋に近いところにあるんですが、東京都の西側から来る人は、まず、公園の一番左下にある水元本園西エントランスに到着することになります。

ちなみに23区内の都立公園面積ランキング1位です。その広さはなんと93.7万平方メートル。東京ディズニーランドとシーを足した面積が96万平方メートルなのでほぼ同じ。

都立公園面積ランキング(全70公園中)

1位:水元公園(葛飾区)93.7万m2
2位:葛西臨海公園(江戸川区)80.6万m2
3位:舎人公園(足立区)62.9万m2
4位:光が丘公園(練馬区/板橋区)60.8万m2
5位:代々木公園(渋谷区)54.1万m2
6位:上野恩賜公園(台東区)53.9万m2
9位:砧公園(世田谷区)39.2万m2
12位:和田掘公園(杉並区)25.9万 m2
13位:赤塚公園(板橋区)25.4万 m2
16位:石神井公園(練馬区)22.6万 m2
19位:日比谷公園(千代田区)16.2万 m2
28位:浮間公園(板橋区/北区)11.7万 m2
35位:善福寺公園(杉並区)7.9万m2

水元かわせみの里でカワセミを見たい

いきなりワクワクする名前の水元かわせみの里。公園の入り口すぐ近くに観察窓があります。

降水確率0%の天気予報のはずが、小雨が降ってきた。。傘持ってきていないし困りながら窓を覗いてカワセミを待ちます。

カルガモと一緒に晴れることを祈りました。

カルガモ

カワセミは現れませんでしたが、10分ほどで雨が止みました。良かった良かった。50m先にも観察窓があるらしいので、そちらに向かいます。

こちらが2つ目の観察窓。

野鳥は現れませんでした。

観察窓を離れることにします。公園広いし。途中、エナガに会いましたが、カメラに収められず、残念!

少し進むと施設に到着します。この中にある水辺のふれあいルームでは、水元小合溜の魚やカメ、植物などを観察することができて、関連する展示や講座などがあるらしいです。

9時開園なので、まだ閉まっていて中に入ることができませんでした

カワセミを探しつつ、カイツブリを観察します。

カイツブリ

カワセミは諦めムードになってきたので、施設を背に振り向く。都内で唯一の水郷(川や湖の景色の良さで有名な土地)の景観が楽しめる公園と言われるだけあって23区内とは思えない光景だなぁ、と思っていたら左側の茂みに。。

カワセミだ!

かなり遠いところにいてもコバルトブルーに輝くカワセミは見つけやすい。

カワセミはいつ会っても嬉しい野鳥です。

カワセミ

中央広場・せせらぎ広場へGO

カワセミの里を後にして、せせらぎ広場と中央広場の方へと向かいます。

朝の公園は気持ちいい。歩道も広くて気分爽快!雨上がりの雰囲気も好きです

途中、シジュウカラに会うことができました。夏はあんなに撮影が難しかったシジュウカラも冬は葉っぱで隠れないので見つけやすいですね。

シジュウカラ

”せせらぎ”はひらがなで書くことが多いですが、”細流”という漢字になります。意味は、浅瀬など、水がさらさらと音を立てて流れるところ、とか小川になります。

背の高い木の上の方の枝に止まっている野鳥を発見しました!望遠鏡で覗くと、初見のカワラヒワでした!すぐにカメラに収めてにやり顔。

カワラヒワ

水元公園の特徴として生きている化石として知られるメタセコイアがおよそ1,500本自生しているところ。空にまっすぐそびえたっている美しいメタセコイアを見ると外国にいる錯覚に陥ります。

中央広場の向こう側にはメタセコイアの森があります。

これは荘厳。進撃の巨人が森の奥から出てくるのを想像したのは私だけではないはず。。

水生植物園に立ち寄る

水生植物園に少し立ち寄ってみました。小島に渡る歩道などがあり、夏や紅葉の季節には植物を観察するには絶好の場所らしいです。

ちょっと時期が違うようなので近くに行って見るだけにします。公園広いし。

オオバンに会えました。ヒヨドリも多くいましたが、木の茂みに隠れて撮影はできませんでした。

オオバン

バードサンクチュアリーに期待!

中央広場の奥の方にバードサンクチュアリーがあります。写真左手の森を進んだ奥の方。

初めて来る人は入り口がどこか分かりづらいので気を付けて!

観察窓は3か所あるらしいです。1つ目はこんな感じ。

窓から覗いた風景です。

アオサギさんがいました。

アオサギ

カワウが2匹おしゃべりしていました。

カワウ

他のバーダーさん仲間がノスリがいたって話しをしていましたが、私は捉えられず、気を取り直して2つ目の観察舎へ。

2つ目の観察窓です。

窓を覗いた風景です。他のバーダーさん仲間がカワセミがいたって話しをしていましたが、私は捉えられず(涙)。

しばらくしていると木の枝をつまんで泳いでいるかわいいカワウがいました。ん?!カワウにしちゃ白っぽい。もしかしたらウミウ?!

カワウは繁殖期には婚姻色 (繁殖羽)として頭部が白くなり、腰の両側に白斑が出たりすると図鑑にありました。無事パートナーが見つかるといいですね

カワウ

水辺ゾーンで昼ご飯

朝7時半にきて公園の半分も来ていないのにもう12時。ちょっと時間巻いていかないといけないなーと思いつつ、持参した手作り弁当を水辺のベンチで食べることにしました。

景色の良いところの外で食べるお弁当は格別です。

ベンチから右を向いたところ。段々晴れてきていい感じ!

ハクセキレイが来てくれました。走るところがちょこちょこしてたり、尾っぽを上下に振ったりしてかわいいので好きな野鳥です。

板橋区の区の鳥だし

ハクセキレイ

水辺ゾーンに沿って自転車を押して歩きます。正直言いまして自転車なしで園内の野鳥観察ポイント各所をまわるのは広すぎて困難です!土日は2時間200円の貸し自転車もあるらしいので、是非ご利用ください。

ヒドリガモの群れを見ていると和みます。

ヒドリガモ

これは初見の野鳥だ!私でも知っている鳥、ユリカモメだ!

都民の鳥!新橋のモノレール!

ユリカモメ

なんと1匹のユリカモメが私の目の前に降りてきてくれました。思わずにやけちゃいますね。

ユリカモメ

ようやく水元公園の中間地点に到着しました。さすがに正門は立派ですね。

「水元公園 水とまほろば 水元うるわし

  知事 石原慎太郎 H21・11設置」

石原知事が水元公園を視察に訪れた際、「東京にこんな広い公園があるとは驚いた」と述べたそうです。なんてったって東京23区で一番面積が広い公園ですからね。

水元大橋を渡る

なんとなく水元公園の一大イベント、水元大橋を渡ります。綺麗で気持ちのいい橋です。何往復してもよいです。

橋の上から見える光景。雲も晴れていい感じ。

そんなところで、水辺ですれ違った野鳥を発見。フォルムからハクセキレイだと思っていたら、、、やや黒い。初見のセグロセキレイだ!

先を急がなければならないのに、しばらくセグロセキレイを観察していました

セグロセキレイ

睡蓮池 & はなしょうぶ園を通る

この辺も睡蓮や花菖蒲が咲いている頃に来たら綺麗なんですけどね。この時期は枯れちゃっています。

この通り。また時期を改めて来てみたいですね、電車で。

またセグロセキレイに会えました。

日本以外の地域では見ることができないので外国人バードウォッチャーに大人気の野鳥らしいです

セグロセキレイ

水辺のさとはサギ三昧

ようやく水元公園の奥の方にある水辺のさとに到着しました。入園無料ですが、9時から16時が開園時間となっているので気を付けましょう。

金魚展示場なんかもあります。

左に進む

園内の雰囲気はこんな感じです。

アオサギさんがいました。ジッと動かない。寝てるんだろうか。

アオサギ

フェンスの上にさすらい風のコサギがいました。

羽毛が風になびいてカッコ良かった

コサギ

ダイサギもいました。何か落とし物を探しているように見えて笑ってしまいました。

ダイサギ

小バードサンクチュアリーを見つけた

近くに案内マップに乗っていないバードサンクチュアリーを小高い丘の頂上で見つけたので観察することにしました。

観察窓から見える風景はこんな感じです。カルガモが少々。。

カワラヒワが枝に止まっているのが見えました。やったね。

カワラヒワ

7時半に来てもう15時だよ、時間が経つのが早い。。水元公園の橋の方まで来ましたが、元来たかわせみの里の方まで自転車で折り返します。

やはり徒歩で行くのは大変だと思います

さすがに人の出も多くなって賑わいのある公園になっていました。

噂に違わず野鳥観察に素晴らしい公園でした。