コンデジお供にバードウォッチングをはじめてみた

東京都内を中心とした野鳥観察の訪問記録を綴ったブログです。

皇居のお濠で水鳥をバードウォッチング【後編】

皇居のお濠で水鳥をバードウォッチング【前編】からの続きです。
前編からお読みになりたい方はこちらからどうぞ! ⇒ 【前編】

 

L字型のお濠、日比谷濠を探鳥します

祝田橋交差点を渡って、今度は日比谷濠に沿って探鳥します。⇒ルートはこちら

歩道を歩いていると、突然頭上から「ピ~ヒョロヒョロロロロ・・・」という鳴き声が。見上げると、トビだ!

トビ

水鳥たちにとっては一大事!急いで逃げなきゃっ!!と思っていましたが、

ヨシガモさん、ぐっすりお休み。夢の中。

ヨシガモ

人の行き来も多くてお濠から近いから水鳥たちはほとんどいないかと思いきや、ぼちぼちいました。

日比谷濠の道路向かい側には日比谷公園があります。ここも探鳥スポットなので別の機会に紹介しますね。

オオバンに、キンクロハジロヨシガモカイツブリ

オオバン・キンクロハジロ♂♀・ヨシガモ♂♀・カイツブリ

日比谷交差点を左に曲がります。

お濠を背にすると景色は一変、こんな感じ。JR有楽町駅がすぐ近くにあります。

JR山手線が見えますね

そして曲がり角には第一生命館(現・DNタワー21)があります。

そう、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が占拠したあの建物です。。最高司令官ダグラス・マッカーサー元帥の執務室もこのビル(当時は6階)に置かれていました。

帝国劇場の前には水鳥がたくさんいましたよ。ほぼキンクロハジロですね。

これこれ、こういうの待っていました!

ぐるっと回って近くに寄ってみたんですが、、、みんな同じ方向を向いて首をすぼめてじっとしている状態でした。どうしてだろう、不思議ですね。

上野動物園へパンダを見に来たのに、背を向けてじっと動かないのを見ている感じに似ています(実体験)。

キンクロハジロ以外はハシビロガモオカヨシガモヒドリガモが少々。

ハシビロガモ♀・オカヨシガモ♀・ヒドリガモ♂・キンクロハジロ

なぜか帝国劇場を通り過ぎると、水鳥はほとんどいなくなりました。

馬場先門の交差点に着きました。ここで日比谷濠は終わりです。

馬場先濠を探鳥します

”馬場先”という名前が面白いので由来を調べてみました。三代将軍徳川家光が門内の馬場で朝鮮使節の曲馬を上覧したことから、朝鮮馬場の名が生まれ、馬場先の名が付けられました、とのことです。⇒ルートはこちら

日比谷通りをてくてく歩きます。

休日のせいか、人通りもまばら。双眼鏡を首から垂らしているのは今のところ私だけ。

お、ハクセキレイだ。

私が背後をそぉーーっと通り過ぎても全く怖がりません。さすが人慣れしていると評判のハクセキレイ

ハクセキレイ

お濠がたくさんある。

まとめちゃいますが、馬場先濠にいたのはキンクロハジロオカヨシガモヨシガモのつがいとカワウですね。

キンクロハジロ・オカヨシガモ♂・ヨシガモ♂♀・カワウ

ふと後ろを振り返る。あっ。


コサギさんに気付かずスルーしていました。ちょっと戻ります。

私に気付いているだろうけど、まったく微動だにしません。

コサギ

馬場先濠も終わりましたね。

馬場先濠の先の交差点の右手はウェディングフォトで有名な行幸(ぎょうこう)通りで、その先に東京駅があります。名前は天皇が行幸(外出)するために利用した道路から由来しているそう。

和田倉濠を探鳥するぞ(和田倉噴水公園もあるよ)

和田倉濠は、まずこの元宮城和田倉門守衛所を観察してからスタートすることになります。⇒ルートはこちら

1923年(大正12年)の関東大震災復旧事業により、お濠を埋め立てて行幸通りが造られた際に設置されました。当時、この場所が皇居の入口にあたるため、天皇・皇后がご一緒にお出かけになる「行幸啓」の際に、敵などを見張る兵(歩哨)が立った場所だと考えられています、とのことです。夜はライトアップされて大変きれいです。

和田倉濠を見ていると、、、何やら遠くに白い水鳥がいますよ。

わざわざこちらに来てくれました。コブハクチョウです、、、野鳥、、ではないよね。

皇居のお濠にいるコブハクチョウは、1953年にドイツから24羽寄贈されたのが始まりで、千代田区の「区の鳥」になるほど親しまれていますが、外来種のため繁殖させず、高齢化で数が減少傾向にあり、近年は老齢で亡くなることも相次いでおり、将来的には見られなくなる可能性もあります、だって

コブハクチョウ

先に見えるあの橋まで進みます。

ヨシガモをしっかり撮ることができました。

ヨシガモ♂

和田倉橋を渡って、和田倉噴水公園へ向かいます。

橋の上からもしっかり探鳥します。ヒドリガモのメスがいました。

ヒドリガモ♀

あとはキンクロハジロが少々。

キンクロハジロ

橋を渡りきると目の前に立派なスターバックスがあります。

和田倉噴水公園に着きました。静かな公園です。撮影時に噴水は稼働していませんでしたので、興味のある方はこちらからご覧ください ⇒  国民公園協会HP

もうすぐ皇居外苑1周終わるよ、桔梗濠を探鳥します

和田倉噴水公園を抜けると、桔梗(ききょう)濠に到着します。写真に見えるのは桜田巽櫓(さくらだたつみやぐら)。この櫓は、江戸城の数少ない現存する櫓の一つになります。さて、このお濠を沿って行くと始めに来た大手門に到着します。⇒ルートはこちら

桔梗と言えば、桔梗信玄餅 。美味しいので大好物です。あと桔梗の家紋で有名なのは坂本龍馬明智光秀

それでは大手門に向かってレッツGO!

ぽつぽつ

オオバンキンクロハジロオカヨシガモのオスとメス。すっかりこのあたりじゃおなじみのメンバーです。

オオバン キンクロハジロ オカヨシガモ♂ オカヨシガモ♀

人も多くなってきた。

安定のハクセキレイ。困ったときのハクセキレイ。

ハクセキレイ

さしてサプライズもなく大手門にに到着~。皇居外苑1周約5Km、お疲れさまでした。

9時の開門時間を過ぎたので入園する人たちの列が見えますね

まだまだお濠あるよ、清水濠へ急ごう!

皇居外苑は周回したけど、実はまだお濠はあるんですよね。北の丸公園を囲っている3つのお濠と淵(清水濠牛ヶ淵千鳥ヶ淵(上))があるので行ってみましょう!

まだまだ時間も体力も余っているので、まずは竹橋まで行ってみよう!⇒ルートはこちら!

竹橋まで戻ってきました。横断歩道を渡れば清水濠へ、左を向いて竹橋を渡れば平川濠に向かうことになります(※平川濠は前編をご覧ください)

目の前にある高速道路は首都高速都心環状線竹橋JCT(ジャンクション)になります。この下をくぐっていきます。

くぐる直前です。ここでやっと水鳥に会うことができました。

キンクロハジロに、オオバンホシハジロのオスメス。

キンクロハジロ♂・オオバン・ホシハジロ♂・ホシハジロ♀

日陰は暗い、寒い。

あっという間に清水門が見えてきました。

このあたりにマガモカルガモオカヨシガモキンクロハジロがいました。

すっかり新しい水鳥の登場がなくなりましたね

マガモ♀・カルガモ♀・オカヨシガモ♂・キンクロハジロ♂♀

清水門に到着しました。清水濠はここで終わりです。

ちょっと厳しい九段下あたりの牛ヶ淵

さぁ、牛ヶ淵を探鳥するぞ!と意気込むも、建物に阻まれてまったく見えません。ルートはこちら

九段下交差点まで来ました。ここを左に曲がります。

少し坂になっている歩道(九段坂)をまっすぐ進みます。左手に見える大きな建物は昭和館です。

戦中・戦後の昭和のくらしを資料や映像で今に伝える昭和館。ここは、戦中・戦後の国民生活上の労苦を伝える国立の博物館になります。一般入場料は400円です。

昭和館を過ぎるとようやく牛ヶ淵を見ることができますが、、、

野鳥は不在のようです。冷たい風が頬にささるぜ。

高燈籠(常燈明台)あたりで牛ヶ淵は終わりです。この燈籠の少し手前に北の丸公園への入り口があり、その中にあの大きな玉ねぎの日本武道館があります。

個人的には日本武道館に入る手前の「旧江戸城田安門」が国の重要文化財(建造物)に指定されている立派な門なので見たかったですね

九段坂公園を通って、千鳥ヶ淵(上)を探鳥します

高燈籠の少し先に品川弥二郎の銅像があります。道路の向かい側に見えているのは靖国神社の第一鳥居(大鳥居)が見えます。ここをまっすぐ行って九段坂公園を目指します。⇒ルートはこちら

九段坂公園の入り口まで来ました。ここを左に曲がって千鳥ヶ淵に沿って探鳥します。

平和な一日

とても平和な一日。

ずいぶん遠いところに水鳥の群れを見つけました。

望遠カメラを40倍ズーム最大にして撮影しましたが、結局何ガモだか、何ハジロだかわかりませんでした。

かろうじてカイツブリをカメラに収めることができました。

カイツブリ

先へ進みます。

公園を散策中、千鳥ヶ淵ボート場がありました。12月~2月の期間はお休みです。桜の季節は大人気のようです ⇒紹介HP

また、公園に面して千鳥ヶ淵戦没者墓苑がありました。

日中戦争および大東亜戦争/太平洋戦争の時に国外で亡くなられた日本の軍人、軍属、民間人の遺骨のうち、身元不明や引き取り手のない遺骨を安置する施設です。『無名戦没者の墓』に関する件に基づき、1959年に創建されたとのことです。現在、370,989柱(令和7年7月末現在)のご遺骨がこの墓苑に奉安されています。

近くにシジュウカラがいました。

シジュウカラ

公園の出口に着きました。この先は半蔵濠(前編で探鳥済み)になりますので、皇居外周のお濠は行き渡りましたね。

野鳥ほとんど見かけなかったなー。もうお昼過ぎていたからしょうがないね

せっかくなので二重橋濠まで行ってみよう、まずは桔梗を探鳥します

まだまだ体力も時間もあるし天気も良いので、宮殿近くの二重橋まで行ってみようと思います。行幸通りまで戻ってきました。⇒ルートはこちら

まだ見ぬお濠もあるし。

皇居正門の警備所です。この場所は通常一般開放されており、多くの観光客が訪れます。

念のためカメラ撮影の制限有無を宮内庁のHPで確認しました。個人的なスナップ写真なら許可不要ですが、三脚・脚立・業務用カメラの使用は禁止され、商業目的立ち入り禁止区域での撮影は全面的に禁止です。特に皇居外苑、東御苑、北の丸公園は撮影ルールが細かく、申請が必要な場合があるので宮内庁や環境省のウェブサイトで最新情報を確認し、節度ある撮影が求められます、とのことでした。了解です!

桜田巽櫓(さくらだたつみやぐら)を一番近くで見るところの場所まで来ました。

さきほどは桔梗門の長手方向を探鳥しましたが、今回は短手方向を探鳥します

桔梗門が見えてきました。

カイツブリが1羽のみいました。

カイツブリ

桔梗門に到着しました。桔梗門の正式名称は「内桜田門(うちさくらだもん)」です。現在の桜田門(外桜田門)に対しての呼称として江戸時代から使われていました。

蛤濠を探鳥します

坂下門付近の湾曲した地形がハマグリの形に似ていることや、当時にハマグリが獲れたことに由来すると言われています。⇒ルートはこちら

ここでハマグリが採れたなんてびっくり!

皇居前広場です。

広がる地面と高層ビルのコントラストがすごい。

蛤濠をくまなく探鳥しますが、

1羽もいないようです。

坂下門が見えてきました。

坂下門に到着しました。蛤濠はここで終わりです。

坂下門は宮内庁の庁舎前にある門で、皇居への出入り(特に新年一般参賀などの際)で使われる、最も出入りの多い門の一つです。

最終章、二重橋濠を探鳥します

いよいよラストスパート!張り切って行こう!

人生初の二重橋!楽しみだ

オオバンがいました。

ここを曲がると、その先には二重橋!

到着しました!二重橋。実際に目の当たりにすると荘厳さに圧倒されました。文字通り「格式高い」とはこのことだと思いました。

近くにあった案内板を見て知りました。二重橋濠に架かる2つの橋(手前の正門石橋と奥の正門鉄橋)を総称して「二重橋」と呼ぶのが一般的らしいですが、正式には正門鉄橋(にじゅうばし)が二重橋であり、その名の由来はかつて橋桁が二重構造だったことにあります、とのことです。知りませんでした。

正門石橋

手前の橋である正門石橋の先にあるのは、ずばり正門

なんと橋の奥からコブハクチョウがゆっくりこちらにやってきました。

こちらが奥の橋にあたる正門鉄橋。かつて、「下乗橋」と言われ、橋桁を支えるため、中途に台があって二重構造となっていたことからこの名がついたとのことです。

いやー、素晴らしいなぁ。バードウォッチングをしなければ多分来ることがなかったので良かったです。

正門は普段は立ち入り禁止になっています。⇒かっこいいライオンはこちら

恒例の新年一般参賀では「正門石橋」を渡り、こちらの正門を通り抜けて右に大きく回り込み、「正門鉄橋」を渡り、長和殿へと向かうとのことになります。

さあて、帰りますか。すぐそこに桜田門があるので、そこから皇居外苑から出ることができます。

カイツブリさん、さようなら。

桜田門を出ました!

振り返るとそこは大都会。日比谷駅に向かって自宅へ帰ります。お疲れさまでした!

だいぶ水鳥の見分けもできるようになってきたかな。忘れないようにしなくては。実は今回の探鳥ではパンダ模様が特徴のミコアイサを見たかったけど見ることができませんでした、まぁ仕方ないですね。長文のブログを最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!

 

最後に、私が使っている野鳥見分けの図鑑を紹介します。実際に本屋さんで手に取っていくつか比較しながら一番読みやすいと思って選んだ本です!