コンデジお供にバードウォッチングをはじめてみた

東京都内を中心とした野鳥観察の訪問記録を綴ったブログです。

皇居のお濠で水鳥をバードウォッチング【前編】

都内のいくつかの公園を探鳥してきて、多少は空を飛ぶ野鳥については見分けがつくようになってきましたが(まだまだ)、水面に浮かぶ野鳥については正直言って区別が付きません(涙)。

わたしのほったらかし問題のうちの1つ

水鳥の種類をたくさん見ることができるのはどうやら”皇居のお濠” らしい。野鳥辞典で勉強するのもいいけど、論より証拠。皇居外苑の野鳥観察行ってみよー。


皇居の大手門(大手濠)からスタートしたいので、最寄駅は東京メトロか都営共に大手町駅になります。JRご利用の方は東京駅からも歩いてすぐ行けますよ。

C13b出口から地上に出ると大手門はすぐそこです。歩いて3~4分くらい。

地上に出てパレスビルを背に右を向けばビルだらけのオフィス街。休日の朝なのでひっそりとしています。

左を向けば、大手門。横断歩道を渡ればそこが大手門。

「ツーツーレロレロ」は大森うたえもん

門の先に大手門がありますが、開園は9時からなのでまだ閉まっていますね。看板には”皇居東御苑”と書いてあります。

皇居の周りはジョギングをしている方が多くいらっしゃり、反時計回りで走っているので私もその流れに従います。左手のお濠を見ていく感じになりますね。

写真の中央に見えるのが大手濠(ぼり)です。”ごう”ではなく”ぼり”と読みます。

今日探鳥するMAPを見てみましょう。皇居の住所は東京都千代田区千代田1番1号です。皇居周辺には大小の濠があり、その水面積は約37万㎡にもなります。

東京ドームの面積が4万7千m²だから約7.9個分に相当します。改めて、お濠だけの面積です。広いですねー、恐ろしいですねー。

それでは張り切って大手濠から探鳥スタート!

お濠に沿って歩くだけなので、そこはラクチン。大手濠の探鳥範囲はこちらでチェック

カルガモさんたちがお出迎えしてくれました。

安心のカルガモ。くちばしの先端が黄色で、目のあたりに黒い線があるからカルガモと分かります。でもオスとメスの見分けはほぼ不可能。

カルガモ

思っていたより水鳥は少ない感じがしました。

まぁ、広いしね

おやおやさっそく調べないと見分けが難しい方がおられます。目(虹彩)が赤くて頭部がレンガ色。くちばしの中央が青灰色なので、ホシハジロのオスです。

ホシハジロ♂

石垣の隙間からヒヨドリたちが一斉に出てきました。

今回の壮大な探鳥を祈念してファンファーレを鳴らしてくれました(ように感じました)

ヒヨドリ

曲がり角まで来ました。ジョギングする方も本当に多いので、邪魔にならないようなるべく歩道の左端に寄って歩きます。

左の高層ビルは丸紅東京本社、右側はKKRホテル東京です

額とくちばしは白く、虹彩(目)は赤い。それ以外は真っ黒のこの方はオオバン。カモに似ているけど、カモ科ではなくクイナ科なんです。

オオバンが「幸せを運ぶ黒い鳥」と呼ばれるのは、水草を潜って取ってくるけれど、カモに横取りされても怒らず、諦めてまた潜りに行く、その健気で穏やかな姿が人々(や他の鳥たち)に幸せを運ぶように見えることから来ています。見た目はちょっと怖いけどね。

オオバン

難しいオカヨシガモのつがい。上の方のオスはくちばしとお尻が黒い。メスはくちばしの上側が黒くて、下側が橙(だいだい)色でお尻は黒くない。どちらも翼鏡(羽の内側?)は白い。

オカヨシガモのメスは翼鏡が白くて、よく似たマガモのメスは青い。難しいよう。

オカヨシガモ♂・♀

平川門が見えてきましたよ。


よく見慣れたマガモかと思ったらなんか違う、、、初見のヨシガモだ!ナポレオンハットとカール羽が特徴ですね!

ヨシガモ♂

意識しなければオオバンと間違えそうだけど、こちらはカモ科のキンクロハジロ。虹彩(目)は黄色で、後頭部にある跳ねた毛(冠羽)が特徴。

オスのおなかは白いので金黒羽白。メスのおなかは茶色と灰色場混じった色だけどやっぱり金黒羽白。

キンクロハジロ♂

東京メトロ東西線の竹橋駅を通り過ぎます。

頭が緑色だからー、、、マガモ?ヨシガモ?いや、ハシビロガモだ!こちらも初見でうれしいな。特徴はしゃもじのようなくちばし。だから嘴広鴨。虹彩は黄色いんだ。

茶色い水鳥はハシビロガモのメスです。どちらもくるくる回ってよく動くのでベストショットが撮れずで。。メスもやっぱりくちばしはしゃもじでした。水の中プランクトンをお食事中だったのかな。

ハシビロガモ♀・♂

逆光で申し訳ないですが、カワウです。水場がある公園なんかではよく見かける冬鳥ですね。近年の水質改善に伴って食べ物となる魚が増えて個体数が増加したらしいですよ。

カワウ

ちゃんと撮れているのオカヨシガモのメスです。マガモのメスは今回撮影できなかったので見分けの鍛錬をしたい方はこちらへ⇒マガモのメス画像

オカヨシガモのメスと区別できたのは翼鏡が白かったから。マガモの翼鏡は青い。

オカヨシガモ♀

小さめの水鳥がぷかぷか浮いていました。この子を判別するのに時間がかかった~。ヨシガモの幼鳥でした。さっきのナポレオンハットの少年時代。

もう親鳥とは姿色形がぜんぜん違う。くじけそうになっても仕方ないです。。

ヨシガモ♂幼鳥

”竹橋”という名の橋に着きました。大手濠はここで終わりですね。

竹橋を渡って平川濠を探鳥します

平川濠の探鳥範囲は⇒こちら

橋を渡る途中に東京国立近代美術館がありました。その奥にあるのは国立公文書館です。


てくてく歩いて橋の中腹にきました。

左手にお濠はあるものの、街路樹があってちょっと探鳥は難しいかな

カワウが何羽かいたもののカメラには収められず、北桔橋門に着きました。平川門はここまでですね。

北桔橋門の道路を挟んだ真向かいには北の丸公園があります。この公園も広大で探鳥地としてよくバーダーさんたちが来られるそうです。

今日は水鳥に会いに来たので、また今度!

乾濠行ってみます

北桔橋門を抜けるとその先は乾豪(別名:三日月濠)になりますが案の定左手にあるはずのお濠が見えず、期待薄。 ⇒ 一応ルートチェック

でもちょうどよい頃合いにお手洗いがあってラッキー。

森の調べ”像に一礼

鳥、いないもん、、、もとい、乾(いぬい)門に着きました。

結局、乾濠が見えず仕舞いでした。バーダーさん、決してこちらに来てはいけません

代官町通りを通って千鳥ヶ淵(下)を探鳥します

乾門を横切ってそのまま進むと千鳥ヶ淵に到着します。千鳥ヶ淵は面積が大きく、首都高速都心環状線をまたいで上側を千鳥ヶ淵(上)、下側を千鳥ヶ淵(下)と、便宜上立った今私が名付けました。⇒ MAPでチェック!

乾門のそばに立派なレンガ調の建物が見えました。調べると国指定重要文化財に指定されている旧近衛師団(このえしだん)司令部庁舎でした。

近衛師団とは戦前、皇室の警護を主な任務とした陸軍の組織でいわゆる最精鋭部隊のいるところ。建てられたのは明治43年(1910年)で、関東大震災や東京大空襲でも被害を免れ、外観はほぼ当時のままの姿とのことです。すごいですね。

Googleマップを見ながら千鳥ヶ淵に沿って歩いているんですが、街路樹や塀に囲われて千鳥ヶ淵は見えません。

千鳥ヶ淵と聞いてすぐに爆風スランプを思い浮かべる人は多いと思います

もうすぐ千鳥ヶ淵(下)が終わります。

千鳥ヶ淵交差点に着きました。

ここに来てやっと千鳥ヶ淵(下)を眺めることができます(涙)

久しぶりの水面だったので双眼鏡で観察すると、薄暗いところに水鳥の群れを発見!

オカヨシガモの群れでした。

オカヨシガモ

千鳥ヶ淵公園を通って半蔵濠を探鳥します

千鳥ヶ淵交差点で曲がって半蔵濠に沿って南下します。千鳥ヶ淵公園入口まで来ました。⇒ルートはこちら

ジョギングをしている方は公園内ではなくて、歩道を走っているので少し気楽に探鳥できました

やっぱり公園内も街路樹があって、さすがにそこに踏み込んで探鳥できないのですが、ところどころ写真のように突き出た囲い柵があるので、そこから濠を眺めることができて助かります。

肉眼だと黒いアーモンド粒が水辺に浮いているようにしか見えません。双眼鏡を使ってやっとオカヨシガモと判別することができました。

オカヨシガモの群れ

公園を道路を挟んだ向かい側に立派な建物を発見!イギリス大使館でした。皇居に一番近い大使館とのことです。国会議事堂に一番近い大使館はメキシコ大使館。

ご馳走になったコーヒーがめちゃくちゃおいしかったのはパナマ大使館。うますぎてコーヒーだったのかも疑わしいくらい素晴らしい!

寄り道してしまった。野鳥を探そう。

園内にも水鳥以外の野鳥がいました。メジロですね。

メジロ

ツピーツピ―の鳴き声でどこかにいることはわかっていました、シジュウカラさん。見つけましたよ。

シジュウカラ

やよい軒の定番と言ったら、味噌かつ煮定食。冬鳥の定番と言ったらツグミ

ツグミ

話しを半蔵濠に戻そう。

半蔵濠はオカヨシガモが多いですね。

オカヨシガモ♂

そんな中、チャーリーを探せのごとく、オカヨシガモの群れの中にカイツブリがいました。オカヨシガモに比べてやっぱり小さいですね。

カイツブリの親鳥が背中にひなたちを背中に乗せて子育てしている姿を見るのが私の夢です。

カイツブリ

公園の向かいにはTOKYO FMの本社がありました。ワコールの立派なビルもありましたが、本社は京都ですもんね。

「幸せを運ぶ黒い鳥」オオバンがいましたよ。珍しく全身が見れました。

この角度、、、ホラー映画『スクリーム』に出てくるゴーストフェイスに似ていると思いたくない。できれば千と千尋の神隠しに出てくるカオナシ?

オオバン

公園なので遊具があります。

座ることができる貴重な機会なので、ベンチに座って温かいコーヒーと持参したあんぱんをいただいてひと休み

半蔵門が見えてきました。半蔵濠ももう終わり。

半蔵門に着きました。NHK大河ドラマ『どうする家康』を観ていたので感慨深く半蔵門を眺めていました。⇒拡大写真はこちら

「半蔵門」は、徳川家康(演:松本潤)が深く信頼した家臣「服部半蔵正成(演:山田孝之)」が、江戸城の門の警護を担当したことに由来します。服部半蔵って忍者のイメージが強いけど武将なんですよね。

風光明媚な桜田濠を探鳥します

現在は皇居を囲む濠ですが、広いところの水部で幅115m、上端で215mという江戸城最大の濠。 しかも自然地形の谷地を活かして築かれているため、石垣ではなく土居で、風光明媚な光景を生み出していますよ。⇒ルートチェック!

広いんですが、水鳥がたくさんいるって感じはないですね。

ホシハジロ(左)とキンクロハジロ(右)でした。金黒羽白は目が黄色(金)、体が黒、羽根が白なのでキンクロハジロ。じゃあ、星羽白は?

虹彩(目)は赤、体は黒?、羽根は白、なのでアカグロハジロとなりそうだけどならない。オスは体上面、脇、体下面は淡い灰色で黒く細かい縞模様があって、これを星に見立てたんだって。

ホシハジロ♀・キンクロハジロ

歩いていて気持ちいいけど、歩道が狭いのでジョギングしている方たちの邪魔になっていないか気が気ではない。

カニ歩きで探鳥するのがいい感じ

立派な建物が見えてきました。国立劇場でした。

国立劇場」は歌舞伎、文楽、日本舞踊など、日本の伝統芸能の劇場です。 それに対して「新国立劇場(初台にあるオペラシティ)」は、現代舞台芸術ということで、オペラ、バレエ、ダンス、演劇に特化しています。

特徴的な建物が見えてきました。なんと最高裁判所でした。

この距離で水鳥を探すのは難しそう。

斜面の土手に野鳥がいました。ツグミハクセキレイヒドリガモメジロですね。

ツグミ・ハクセキレイ・ヒドリガモ♂♀・メジロ

赤と白の鉄塔があるビルが警視庁で、その右側にあるのが警察庁。

紛らわしいんですが、警察庁は国の機関で警視庁は都道府県の機関になります。警視庁は警察庁(National Police Agency)から指揮監督を受けています。赤と白の鉄塔は警察基幹通信網の無線中継所になります。

すでに今回の探鳥で見た水鳥たちもいます。

オオバン・オカヨシガモ♂・カイツブリ・ヨシガモ♂

東京メトロ桜田門駅まで来ました。

桜田門駅の出口は5つあります。

桜田門が見えてきました。

桜田門に着きました。言わずもがな「桜田門外の変」が起きた場所。

1860(安政7)年3月に、江戸幕府の大老・井伊直弼と水戸の脱藩藩士17名と薩摩藩士1名のグループの間で起きた事件。これもNHK大河ドラマ『青天を衝け』で井伊直弼役を演じた岸谷五朗さんの素晴らしい演技が思い出されてジーンとしてしまいました。

長方形の凱旋濠を探鳥します

”凱旋濠”というちょっと意味ありげな名前の濠なので調べると、日露戦争の凱旋ということで、江戸城の歴史とはまったく無関係でした。⇒ ルートはこちら

凱旋濠もブワーっと水鳥たちがいる感じではなく、ぽつぽつといる感じですね。ヨシガモキンクロハジロのつがい、そしてオカヨシガモのつがいです。

ヨシガモ♂・キンクロハジロ♂♀・オカヨシガモ♂・オカヨシガモ♀

久しぶりにお濠に近いところから観察できて楽しいです。

後ろを振り返ってもう一回、桜田門。あー、岸谷五朗さん。

水面に映る逆さ桜田門がきれい

本当にぽつぽつといます。すっかりお馴染みのカイツブリカワウと、オオバンヒドリガモ

カイツブリ・カワウ・オオバン・ヒドリガモ♂

すぐ近くに国会議事堂があります。昭和11年(1936年)11月に建設されました。当時は日本一の高さを誇り、永田町の高台に美しいみかげ石で装われた議事堂が「白亜の殿堂」と賞賛されました。

当時最高品質の国産品を使用して建てられたとのことですが、その建築費用は2,570万円

あれ、石垣になにやら白い物体があるぞ

私のまあまあ好きな野鳥、GOIちゃん(ゴイサギ)でした。

やぁ、こんにちは

ゴイサギ

祝田橋交差点まで付きました。凱旋濠はここで終わりです。

この祝田橋交差点を左に曲がらず、横断歩道を渡って日比谷濠を探鳥することになりますが、前編はここまでとします。

探鳥というより観光案内になっていないか心配になってきました。それでもここまで読んでいただき、ありがとうございます。続きは後編にて!