ネットで都内でおすすめの探鳥地20選くらいでようやく出てくる杉並区の善福寺公園に3連休初日に行ってみました。うちからみて石神井公園と井の頭公園の中間にある公園で、その2つの公園に比べたらややマイナーな公園かな。
善福寺公園は「野鳥の聖地」とも呼ばれてて、1934年に日本野鳥の会を設立した中西悟堂氏が善福寺池の近くに住み、池の生物観察を行ったことに由来しているそうですよ。
自宅から自転車で約12km、1時間。うーん、結構な距離じゃありやせんか。
乗換案内で検索。家から駅の徒歩+乗車1時間+西荻窪駅から徒歩19分。
もともと運動不足解消から始めたバードウォッチング。自転車で行こう
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ということで着きました。朝6時半に出発してきっかり7時半に到着。お気に入りの安住紳一郎の日曜天国というラジオを聞きながらだとあっと言う間。
公園に入ったところ。朝の公園は本当に気持ちがいい。
公園に入って一望したところ。バードウォッチング目的でなければここのベンチに座ってコーヒー飲みながら秋の栗について思い耽るのも一興ですな。
水面が緑でとてもきれいだけど、よく見ると何か緑色のものが一面浮いている様子。アオコの仕業だな。
さっそくカワウがお出迎え。ちわっす!
水の湧き出るのが遅いってことで遅の井の滝。源頼朝伝説が残る。
由緒ある遅野井市杵島神社がその滝の前にあります。
ピクニックもできるみたいで良き公園の雰囲気がもう出てますね。
善福寺池に沿って探鳥します。
カルガモの群れがありましたが、寒いのかみな首をすぼめていました。
ボートにも乗れるみたい。乗りたいけどさすがに一人で乗る度胸はない。
立派な銅像がありました。内田秀五郎さん。ひでごろうさん。杉並区の発展の基礎を築いた郷土の偉人とのことでした。
鳥の鳴き声がする木々の中へ。謎の茶色い鳥が木の間を行き来するのは見えるんですが、どうしても木のてっぺんの方にいて葉っぱに隠れてしまうので残念ながらカメラに収めることができませんでした。
謎の茶色い鳥
アオサギの群れを発見!こんな大きい鳥なのにバードウォッチングをするまで気付かなかったのが不思議。どこにでもいらっしゃるんですね。
水の流れる音が耳の栄養に。いいなぁ。
公園の奥の方に進んで湿地帯のようなところに着くと、すごいカメラを携えたバーダーさんたちが5~6名いらっしゃいました。何がいるんだろう。。絶対何か撮影できるスポットなんだと思いしばらく待っていると。。
双眼鏡であたりを探鳥していると、、、突然コバルトブルーのものが飛び込んできて驚いた!カワセミだ!!
念願のカワセミ!!!水辺の宝石とはまさに言い当てたり!
生まれて初めてカワセミを見ました。いや、カワセミ自体、名前は聞いたことがあってもそれが何者かバードウォッチングを始めるまで知りませんでした。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、カワセミのくくり
くちばしの下側がオレンジ色のカワセミがメスですね。なんかシジュウカラと違ってジッとしてくれるので写真を撮りやすい。
結構、あっちこっちにいる。水面ギリギリに飛行する姿は超合金の戦闘機みたいでとてもカッコいい。
くちばしの上下が黒いのでオスですね。こんなきれいな鳥ならやっぱり一眼レフカメラで撮影したくなりますよね。
コバルトブルーとオレンジ色のツートンカラーが最高。
もう、そこらじゅうにいる。
こんなところにも。ここ一帯はカワセミの楽園ですね。おいしい魚がいるんでしょう。
嬉しすぎてカワセミの連投すみません。ひとしきり満足したところで、ベンチに座って休憩。家から持ってきたロールパンと水筒に入れたコーヒーを飲む。もう14時過ぎだ。時間が経つのが早い。
自転車を置いた場所まで戻る途中、鳥の鳴き声が盛んだった方へ寄り道。野鳥を探すものの謎の白い鳥が行き来しているのが見えるくらいで何者かわからない。
家で適当に撮った写真を見たらシジュウカラが写っていました。びっくり。
そのうち、コンコンコンと木を叩く音が聞こえたので、その場所を探してみると、、、いたっ!コゲラだ。
こちらも初見!かわいい。
公園の入り口に戻ってきてカワウと再会。飛んでいるのを初めて見た。早いし、ダイナミックでかっこいい。
池でジャブジャブしたと思ったら、
また飛ぶという不思議な習性。そのカワウが向かったところは、カワウの群れ!10羽いました。なんかすごい。
帰りがけにアオサギさんがおられるなぁ、と思ったら。ちょっと違う。ペンギンみたい。2度見した後写真を撮る。後で図鑑で調べたらゴイサギでした。アオサギにカラーがよく似てる。
善福寺公園内に善福寺はありません。公園から100mくらい離れたところに善福寺がありました。
善福寺。ここらあたりの住所も善福寺なんですよね。きれいな家が多くて高級住宅街なのかな。街並みも落ち着いて住みやすそう。
いやぁー、大満足。楽しかった~。善福寺公園は野鳥観察の穴場カモね。